レジを終えて、袋を手にした先輩がふわっと笑った。
「月曜日から楽しみだね~」
私は、弁当箱を見つめながら、 ちょっとだけ気になって聞いてみた。
「…お揃いでいいんですか?」
先輩は、私の顔を見て、 「だめなの?兄妹みたいでいいじゃん」
って、さらっと言った。
…兄妹。
そっか、これが兄妹なのか…!
先輩と並んで歩いて、 色違いの弁当箱を持って、 こんな風にごはんを食べに行く。
なんでもないようで、ちょっと特別。
お昼は、ハンバーグのお店。
先輩が「ここ、うまいんだよ~」って嬉しそうに言うから、 私はちょっとだけ期待して席についた。
「先輩、ハンバーグ好きなんですか? この前もおかわりしてましたよね」
そう言うと、先輩は目を丸くして笑った。
「よく分かったね~。オムライスも好き」
…やっぱり。
先輩は細いのに、ほんとによく食べる。 そのギャップが、なんだか見てて楽しい。
私は、先輩がハンバーグを嬉しそうに頬張るのを見ながら、「…よく食べる人って、見てて気持ちいいですね」ってつぶやいた。



