この物語は、晴人の心の奥に沈んでいた痛みと、涼の優しさが少しずつ交わって、溶けていく瞬間を描きました。


涼の言葉は、飾り気がなくて、まっすぐで。


そのまっすぐさが、晴人の心にそっと触れて、長年閉じ込めていた感情を優しくほどいてくれました。


家族って、血のつながりだけじゃない。


心でつながることができたら、それはもう、かけがえのない絆なんだと思います。


晴人と涼のこれからが、穏やかで優しいものでありますように。


読んでくださって、ありがとうございました。





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次回作について



新作【失恋同盟】を執筆中です。



自己肯定感低めの優しい女の子

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一見クールな無気力男の子




偶然同じ日に失恋した2人が、ひょんなことから同盟を組んで———




こちらも、おおまかな展開は既に考えてあるので、コツコツ更新していきたいと思っています。

よろしくお願いします!



 

――瀧