「本当に見るの?」 最後の確認だった。 でも涼ちゃんは、迷いなくうなずいた。 「もちろん!」 目を輝かせてる。 その瞳に、勝てなかった。 アルバムを渡して、並んで座る。 涼ちゃんの指が、表紙をめくる。 「かっ、かわいい!!」 すぐに声をあげて笑う涼ちゃん。 本当は、見せたくなかった。 写ってるから。母親が。 あの、大嫌いなあいつが。