「じゃあ、最後にもう一回だけ言って」 「え?」 「好きって」 もう、ほんとにずるい。 誕生日なのに、こんなにドキドキさせられて。 「…好き。晴人先輩のこと、大好き」 言った瞬間、先輩がふわっと笑って、そっと唇を重ねてきた。 甘くて、優しくて、心が溶けそうになる。 「誕生日おめでとう、涼ちゃん」 「ありがとうございます、先輩」