「じゃあ、始めるね、スタート」 「えっ、ちょ…!?」 いくらなんでも横暴すぎる! 誕生日の本人に容赦なし! 「先輩、私誕生日なんですけ…」 ニヤッと笑う先輩。 あっ。 やってしまった。 「はい、好きって言って〜」 これじゃ、どっちが誕生日か分からない! 「…す、好きです」 「です」 あーーーーー!!! クククッと笑う先輩。 もう!ほんとにもう! 「好き」 そう言うと、先輩が満足そうに笑う。 その顔が、なんだか嬉しそうで—— 悔しいけど、ちょっとだけ嬉しい。