この恋、予定外すぎて困ってます



***



次の日。
バイトが休みだったので、涼ちゃんと一緒に帰ることにした。

手を繋ぐのも久しぶりで—— それだけで、嬉しすぎて顔がゆるむ。



「先輩、ご機嫌ですね」



涼ちゃんが笑いながら言う。

せっかくだから、ちょっと寄り道した。
最近、公園前に出てるクレープのキッチンカーへ。



「夜ごはん食べれるかな?」



涼ちゃんが、クレープを見ながらぽつり。



「残したら俺が食べるから大丈夫」


公園のベンチに並んで座って、他愛もない話をしながらクレープを食べていた。



その時——



「あれ?晴人?」



声がした。

振り向くと、制服姿の美冬。

……最悪。

空気が、一瞬で変わった。
涼ちゃんの手が、ぴくりと動く。
俺は、そっとその手を握り直す。