「美冬のことも、あの時は恋だって思ってたけど、涼ちゃんと出会ってから違うって気づいたよ」 涼ちゃんの手を握りながら、ゆっくり言葉を紡ぐ。 「あの時は美冬しかいなくて、依存してただけで。 今みたいに、一緒にいるだけでドキドキしたり、 壊れないように大切にしたいなんて思ったの、涼ちゃんだけだよ」 涼ちゃんの目が揺れる。 でも、俺はまっすぐ見つめ続ける。 だから、分かってよ。 涼ちゃんが思ってるより、俺は—— 涼ちゃんのことが、好きだよ。 涼ちゃんしか、見えてない。