この恋、予定外すぎて困ってます




***



夜。
バイトが終わって、鍵を開けて家に入る。



「ただいま」



リビングの灯りがついていて、珍しく涼ちゃんがまだ起きていた。

その姿を見つけて、嬉しくなった。


でも——その気持ちは一瞬で消えた。

涼ちゃんが、泣きそうな顔をしていたから。



「どうしたの?」



声をかけると、少しだけ目を伏せて。
ぽつりと、言った。



「放課後、美冬さんに会いました」



その名前を聞いた瞬間、胸がざわついた。