「俺は、今までどうしようもないことしてきたけど、一緒にいてこんなにドキドキするのは涼ちゃんだけだよ」 先輩の言葉が、静かに胸に響く。 そして—— 私の手を、そっと自分の胸にあてる。 ドキドキ鳴ってる。 先輩の心臓が、確かに、強く、早く。 「…っ」 言葉が出ない。 でも、伝わってくる。 私だけじゃないんだ。 先輩でも、こうなるんだ。