「先輩と美冬さんの間に何があったのか知ってたのに、
先輩が美冬さんのこと好きになったらどうしようって、
そればっかり考えてしまって」
言いながら、先輩の顔が見れない。
胸がぎゅっとなる。
情けなくて、恥ずかしくて。
でも、先輩がぽつりと聞いてくる。
「嫉妬してくれたの?」
その言葉に、思わず声を張ってしまう。
「そりゃしますよ!美冬さんだけじゃなくて、学校中の女子が敵なんですから!」
……その瞬間、先輩が爆笑。
「はははっ!なにそれ、かわいすぎるでしょ!」
笑い事じゃないのに〜〜っ!! こっちは真剣だったのに〜〜っ!!
でも、先輩の笑い声が、部屋の空気をふわっと軽くしてくれる。



