「実は、晴人の元カノなんだよね」 大智先輩が、気まずそうに言う。 「えっ!晴人先輩ってちゃんと元カノいたんだ!?」 花が、目を丸くして驚いてる。 花は、晴人先輩の過去を知らない。 あれが——美冬さん。 茶髪のふわっとした髪。 可愛らしい見た目。 私とは、まるで違う。 その姿を見て、胸が痛くなる。 比べたって仕方ないのに、勝手に比べてしまう。 でも—— 晴人先輩の顔を見た瞬間、少しだけ安心した。 心底嫌そうな顔。 眉が寄ってて、目が笑ってない。