「海行くことに決まった日、大智先輩のこと気になってるって言ってなかった?」
そう言うと、花がハッとした顔をする。
「あー、あれ嘘なの。ごめん!」
って、両手を合わせてぺこり。
えっ……嘘!? 思わず目を見開く。
「涼と晴人先輩にうまくいってほしくて」
花は、しどろもどろになりながら話し始める。
「なんか、涼が気にしないようにっていうか…、ちょっとでも気が楽になればいいかなって…」
その言葉に、胸がじんわり熱くなる。
花は、ずっと私のことを考えてくれてたんだ。
先輩とのこと、応援してくれてたんだ。



