「あ、この後カフェの方行くけど、花ちゃんと来る?一応ホールだから」
先輩が、ちょっと照れたように聞いてくる。
「花と行きます!」
即答してしまった。
だって、嬉しいんだもん。
先輩のクラスのカフェ。
ホールにいるってことは、また会えるかもしれないってこと。
慎重に教室を出て、先輩と別れる。
誰にも見られないように、そっと。
でも、心の中はふわふわしてる。
さっきの笑顔も、焼きそばの味も、全部がまだ残ってる。
自分のクラスへ戻る途中—— 廊下で、花に会った。
「先輩と会えた?」
「ありがと〜花。近くで見る学ラン姿やばすぎた…!」
花は、ニコニコしてる。 まるで、自分のことみたいに嬉しそう。



