花と、いろんなクラスを回った。
射的、カフェ、占い。
どこも賑やかで、笑い声が絶えなかった。
でも—— その間も、先輩はずっとステージに縛られてた。
人気者って、ほんとに大変そう。
「クレープ、うまっ」
花と並んでベンチに座って、クレープを食べる。
そのとき—— スマホが、ピロンと鳴った。
画面を見ると、先輩からのメッセージ。
<2階の空き教室にいるんだけど、今から会える?
……えっ。
心臓が、跳ねた。 指先が、震えた。
「花、ごめん、先輩のところ行ってきていい!?」
そう言うと、花は笑ってくれた。
「早く行きな!」
その言葉に、背中を押された。



