「キャーーー!!」
突然の悲鳴に、思わずビクッとする。
……あ、そうだった。
ここ、お化け屋敷だった。
びっくりした。
でも、心臓が跳ねたのは、それだけじゃない。
「では、続いてエントリーナンバー12番!柴崎晴人さんでーす!」
その瞬間—— 外から、大歓声。
ドッと湧き上がる声に、胸がドクンと跳ねる。
先輩の名前。
窓には暗幕が貼られていて、外は見えない。
「エントリーした理由は?」
司会の声が聞こえる。
「勝手にされてましたねー」
先輩の声だ。
……あぁ、やっぱり本当に出てるんだ。
本当に、今そこにいるんだ。



