だって、明日にはお母さんたちが帰ってくる。
この時間も、あと少しで終わってしまう。
そう思ったら、胸がきゅっと締めつけられた。
先輩は私をソファに押し倒して、手の甲にキスをする。
「“お兄ちゃん”といけないことしてみる?」
「....っ......!」
意地悪く笑う先輩に胸が跳ねる。
手の甲から首筋、口にキスされキャパオーバーになる私。
「せ、先輩っ…いっぱいいっぱいすぎてっ」
声が震えて、顔も熱くて、もう限界。
先輩はそんな私を見て、ふっと笑った。
「ははっ、ごめんね。ちょっと意地悪しちゃった」
そう言って、優しく私を起こしてくれる。
その手が、あったかくて安心する。
「これから練習して行こうね」
そう言って、おでこにキスされた。
……む、無理だよ〜〜〜!!
心臓が跳ねて、頭が真っ白。
“練習”って、なに!? そんなこと言われたら、毎日ドキドキしっぱなしじゃないですか!



