夜。
2人ともシャワーを終えて、ソファに並んで座る。
画面には、私が選んだ恋愛映画。
ちょっと切なくて、でも甘くて、好きなタイプのやつ。
「なんか、この人先輩に似てますね」
金髪で、ちょっと不器用だけど優しい男の子。
主人公の女の子が、ずっと好きだった人。
「いや、俺こんなにかっこよくないでしょ。性格も違うし」
そう言って、先輩はコーラを飲んだ。
炭酸の音が、静かな部屋に響く。
……そうかな。 私は、似てると思う。
むしろ、映画の彼よりも、先輩の方がずっとかっこいい。
優しくて、ちょっと照れ屋で、でもちゃんと私のこと見てくれてて。



