「え……作ってくれたんですか?」
「うん。涼ちゃん、寝坊するかなって思って」
先輩は、いつもの軽い笑顔。
でも、なんかちょっとだけ、優しさがにじんでる。
「……ありがとうございます」
私は、そっと椅子に座った。
二人で並んで食べる朝ごはん。 静かだけど、なんだか不思議な空気。
「二人って新鮮だね」
先輩が、トーストをかじりながらぽつりと言った。
その瞬間、昨日の言葉が頭をよぎる。
『それとも、手出されたい?』
「なっ……!?」
って叫んで、クッション投げたあの夜。
……だめ。考えるな、自分。
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