*** 「やばっ……!」 目が覚めた瞬間、私は飛び起きた。 お母さん、夜勤だったんだ。 朝ごはん、作ってない! 髪もボサボサでリビングへ駆け込む。 「ごめんなさい!朝ごはん――」 言いかけて、足が止まった。 キッチンに立っていたのは、先輩だった。 「おはよう。涼ちゃん、パン派?ごはん派?」 テーブルには、トーストとスクランブルエッグ。 湯気の立つスープまである。