「それとも、手出されたい?」 「そんなわけないじゃないですかー!!」 思わず叫んで、近くにあったクッションを先輩に向かって投げる。 ポスッと当たって、先輩はちょっと驚いた顔をして、それから――笑った。 その笑顔が、軽くて、ずるくて、腹立つ。 「……信じらんない」 私は立ち上がって、勢いよく自分の部屋に飛び込んだ。 ドアを閉めて、ベッドにダイブ。 この生活が、これからも続くなんて―― ほんと、信じらんない。