空気が悪いのは、私のせい。
わかってる。でも、どうしようもなかった。
「先輩は…私と付き合ったこと、後悔してますか?」
言った瞬間、部屋の空気が止まった気がした。
先輩は黙ったまま、何も言わない。
その沈黙が、答えみたいに重くのしかかる。
沈黙のあと、先輩がぽつりと言った。
「後悔はしてない…ただ、このままじゃいけない気もしてる」
その言葉に、胸がじんわり熱くなる。
後悔してない。
それだけで、少し救われた気がした。
先輩はカバンを置いて、私の隣に座った。
距離が近くて、心臓がドキドキする。
でも、逃げたくはなかった。



