付き合ってからの一週間。
私はずっと考えてた。
どうすれば、先輩が「付き合ってよかった」って思ってくれるんだろう。
どうすれば、幸せだって感じてくれるんだろう。
でも、考えれば考えるほど、答えは遠くなる。
先輩とは家族。その事実が、ずっと重くのしかかってくる。
もしかして、これからもずっとこんな感じなのかな。
手も繋げない。
気持ちを伝えても、距離ができる。
そんな悲しい結論ばかりが浮かんで、悔しくて涙が出そうになる。
ある日の夕方。
学校が終わって、制服のままソファに沈み込んだ。
夜ご飯も作らず、ただぼんやりと天井を見ていた。
「ただいまー」
玄関のドアが開く音。 先輩の声。
「…おかえりなさい」
私の声は、いつもよりずっと小さかった。
ソファに座ったまま、動けない。
そんな私を見て、先輩が言った。
「え、なんか空気悪いね」
その言葉に、胸がぎゅっと締めつけられる。



