「あの、先輩?」
さっきからずっと無言の先輩に、 そっと声をかける。
すると――
「涼ちゃんが楽しかったならよかったけど…はあー」
そう言って、道端でしゃがみこむ先輩。
えっ? どうしたの? 急にどうしたの!?
「ど、どうしました?」
慌ててしゃがんで、先輩の顔をのぞき込む。
その顔は、なんだか苦しそうで、でもどこか…覚悟を決めたみたいな目をしてた。
「やっぱ無理かも」
「え?」
次の瞬間―― 先輩に、キスされた。
「!?!?」
頭が真っ白になる。
心臓が爆発しそう。
「付き合わないって言ったの撤回していい?」
……………………………え!?



