私たちが両想いだってこと、大智先輩には言ってないのかな。 先輩の隣にいるのが、 ただの“懐いてる”って思われてるのが、なんだかちょっと寂しくて。 しゅんとする気持ちを隠しながら、先輩の顔をそっと見上げた。 「猫みたいでしょ」 先輩の言葉に、思わず声が裏返る。 「は!?猫!?」 猫って…人間以下なの!? 懐いてるって、そういう意味!? 「確かにな~」 大智先輩まで納得しないでください! でも―― 次の瞬間、先輩が私の腕を引いて、 ぐいっと引き寄せてきた。