私も顔が一気に熱くなる。
心臓がバクバクして、頭の中が真っ白になる。
私はソファに押し倒されてるような構図で、先輩が上から見下ろしてる。
「今のこの状況は…?」
声が震える。
でも、先輩はすぐに顔をそらして、「だめだね。起き上がって」って手を差し伸べてくれた。
その手を握って起き上がると、先輩はぶつぶつ言ってる。
「やってける気がしねー…」
その言葉が、なんだか可愛くて。
こんなにも不器用で、こんなにも愛しいんだって思った。
そうだよね。
先輩がそういうなら、私が我がまま言っちゃだめだ。
ちゃんと考えてくれてる先輩の気持ち、私も受け止めなきゃ。
だから――
「先輩!私頑張ります!」
勢いよく言ったら、先輩がちょっと驚いた顔をして、「…何を?」って聞いてきた。
お母さんたちに認めてもらえるように!!!



