恥ずかしい。
一人で舞い上がって、勝手に期待して、勝手に傷ついて。
そんなことを考えながら、砂浜を歩いていた。
そのとき――
「君かわいいね。一人?」
後ろから声をかけられた。
肩に手を置かれて、鳥肌が立つ。
振り向くと、大学生らしき男たち。
「友達と来てて…」
「えー、じゃあその友達も入れて遊ばない?」
そ、それは…いいのか?
頭が真っ白になって、どう返せばいいか分からなくて。
そのとき――
「先輩!」
晴人先輩が、かき氷を二つ持ってやってきた。
「誰?こいつら」
「お前こそ誰だよ」
男が先輩にぶつかる。
「ちょっと…!」
間に入ろうとした瞬間、 先輩が私にかき氷を渡した。



