全部、まだ整理できてないのに。 先輩と並んで歩くだけで、心臓がバクバクしてる。 そして―― 友達がバイトしている店に着いた。 「え、晴人もしかして彼女?」 その言葉に、一瞬、時が止まった気がした。 先輩は、笑いながら答えた。 「ちがうって、ただの後輩」 …胸が痛い。 “ただの後輩” その言葉が、波より冷たくて。 期待してたわけじゃない。 でも、ちょっとだけ特別だと思ってた。 先輩にとって私は、“ただの後輩”なんだ。 その事実が、心にじわっと染みていく。