でも―― バッと腕を離されて、 距離を取られた。 なんで? さっきまで、 あんなに近くにいたのに。 「ちょっと休憩するか」 そう言って、 先輩はテントへ向かう。 助けてくれたのに、なんで離れるの? 私が、妹だから? 「俺ら荷物見てるから、二人で行って来たら」 花と大智先輩がそう言って、晴人先輩と二人で店を回ることに。 海の風が心地よくて、でも心の中はずっとざわざわしてた。 さっきのこと。 助けてくれたこと。 距離を取られたこと。