「涼ちゃん泳げる?」 「泳げません」 浮き輪にぷかぷか浮いてる私を見て、先輩はハハッと笑った。 「そういや、2人どこいったんだろ」 「いいじゃん、俺らだけで」 えっ。 「さ、行こー」 そう言って、 先輩が私の浮き輪を引っ張る。 「先輩、ゆっくり!」 「えー」 大きな口を開けて笑う先輩。 その笑顔が、久しぶりで。 胸が、キュってなる。