でも――
「涼ちゃん、すげー可愛いね」
振り返って、ニッと笑う先輩。
その笑顔が、太陽よりまぶしくて。
や、やばい。
キャパオーバー!!
水着姿を褒められたわけじゃないのに、 “可愛い”って言われただけなのに、
心が跳ねた。
背中に触れてる手が、震えそうになる。
「とりあえず海入る?」
先輩にそう言われて、浮き輪を持って砂浜へ。
太陽が眩しくて、波がキラキラしてて、でもそれより――
先輩が、まぶしかった。
砂浜を歩いている間も、先輩は注目されていて。
さっきもそうだった。
女子に囲まれて、声をかけられて。
かっこいいのは、わかる。
わかるけど~!!



