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やってきた海。
お母さんの仕事が休みだったので、車で送ってもらった。
窓の外に広がる青い海。
潮の香り。
遠くで聞こえる波の音。
「わ~海!」
思わず声が出た。
「結構人いるね」
先輩がそう言って、涼しげな顔で海を見渡す。
「着替えたらかき氷の前集合ね」
そう言って、先輩はテントの方へ歩いていった。
どうしよう。
緊張する。
水着姿、見られるの… 先輩に見られるの…
「涼、可愛いから大丈夫だって」
花が笑いながら言ってくれた。
その言葉に少しだけ勇気をもらって、着替えて浮き輪を持って集合場所へ。
でも――
そこにいたのは、女子に囲まれてる先輩たち。



