ノートはまだ良いけど教科書は困るよ。
…取り返しに行くかぁ。
「ちょっと行ってくる。」
「凪ちゃん行ってらっしゃーいっ」
私は、五十嵐さんに話しかける。
「五十嵐さん、ちょっといい?」
「はい?なぁに?」
「ちょっと来てくれる?」
「えぇ、クスクス。まぁ良いけど?」
「その2人も。」
「クスクス。分かりましたわ、クスクス」
クスクスクスクスうっせぇな
笑い堪えれねぇの?
ーーーーーー
そして、私が3人の事を連れて来たのは体育館裏。
「ねぇ、私の持ち物返してくれますか?」
「はぁ?何の事か分かりませんわ〜?」
五十嵐さんはわざとらしく私の事を嘲笑い、とぼけて見せる。
「知っているんでしょう?
ごめんなさい。私、あまり気が長くは無いの。
早くしてもらえると助かるかなぁ。」
「無理なんだけど〜私、持ってないからぁ〜」
五十嵐さんの後ろから聞こえてくるのは、2人の笑い声。

