「おっと…話が脱線しちゃったけど本題ね。雪乃、今日放課後図書室横の自習室に来て。」
『え…!?』
有無を言わせない笑顔でそんなことを言ってくる紅牙くん。
じ、自習室…?一体何の用だろう…。
「何勝手に連れ去ろうとしてんの?瑠璃、行かなくていいからね。」
今度は紅牙くんを睨みつける蓮くん。け、喧嘩しないで…!
でも紅牙くんは何も反応せずにっこり笑顔のまま先を話し始めた。
「黒瀬だって知ってるでしょ…?雪乃、成績がちょっと…ね?」
ぱあっと顔が熱くなる。
だからそんな正直に言わないで…!
周りの子も聞いてるし公開処刑だよ…!
「このままじゃ補修確定だってね?」
『な、なんでそんなことまで知ってるの…!』
「先生…ていうか理事長から聞いた」
『理事長!?!?』
紅牙くんそんな人とも知り合いなの!?
あれ?ていうかなんで理事長先生が一生徒の私のことを!?
「ま、そんなことは置いといて…だから今日の放課後勉強会しよ?どうせ明日提出のワークもおわってないんでしょ?」
ぐさぐさぐさっ…!
図星すぎて何も言えない…
「で?答えは?Yesかはいで答えて?」
Yesかはい…?
ってそれはどっちも同じ意味だよ!
私に拒否権はないの…?
「じゃあ放課後自習室で待ってるから。後でね」
「絶対逃げんじゃねーぞ!」
呆然とする私を置いてそのまま行ってしまった二人。
『れ、蓮く〜ん…!』
私どうしたらいいの!?


