「…俺が言った。瑠璃に万が一でも触れさせないために。」
私が驚いて固まっていると、そんな声が聞こえると同時にすごいスピードで後ろから黒い影が近づいてきた。
その影は私と蒼牙くんたちとの間に割り込み一瞬で人の形になる。
『れ、蓮くん…!』
「何瑠璃に近づいてんのお前ら」
私を守るように手を広げ聞いたこともないぐらい怖い声を出して威嚇する蓮くん。
『わわっそんな威嚇しちゃだめだよ蓮くん…!私まだ何もされてないし!」
「…近づくことが問題なんだよ」
『ええ…私は大丈夫だから!ほらどーどー…』
「ちっ…まあ瑠璃が言うなら…」
まだ少し睨みながらも手を下げた蓮くん。
でもやっぱりピンチに駆けつけてくれる蓮くんかっこいいな…!
「ふっ…。何彼氏面してんの。その地味女がそんな大切なわけ?」
『じ、地味女…!?』
ぐさぐさっ…。
あってはいるけど…!だからそんなに正直に言わなくても…!
「お前喧嘩売ってる?瑠璃は世界一、いや宇宙一かわいいから」
「ははっ…んなわけあるか」
「は?」
蒼牙くんの煽り発言に蓮くんは完全にお怒りモード。
怒ってくれるのは嬉しいけど喧嘩しないで…!
それに宇宙一かわいいってそんなわけないよ!?
「蒼牙。煽んなって前言ったよね?」
二人の争いに紅牙くんも完全にお怒りモード。
いや蓮くんよりも全然怖い!?
「はぁ…分かったから。そんな怒んなよ。」
これにはさすがの蒼牙くんも怖がって煽るのをやめた。
やっぱり紅牙くんさすがすぎる…!
双子だからお互いのことは何でも分かってるのかな…?


