『紅牙くんと蒼牙くん!?!?」
「ふふっこんにちは。どーしたの?そんな驚いちゃって。」
不気味なほどのニコニコ笑顔のまま少し首を傾げる紅牙くん。
もう!!気づいてるはずなのに…!
実はNOIRに追いかけられたあの日から、二人に話しかけられそうになるのをずっと回避してたんだ。
ホームで異能力がバレそうになっちゃったから、ボロを出さないようにNOIRのメンバーとは話しちゃいけないと思って!
授業間の休み時間は二人ともいつもどこか行っちゃうから油断してた…。
ー
「困ったら絶対俺を頼って。どこにいても駆けつけるから。」
ー
蓮くん…。
入学のときに言われた言葉を思い出し教室を少し見渡してしまう。
でもそこに蓮くんの姿は見えなかった。
最近蓮くん授業もいないこと多いけど大丈夫かな、、
ってううん!蓮くんにばっか頼ってちゃダメだよね!
蓮くんは強いし私もちゃんと自立しなきゃ!!
「お前ちょっと来い」
考え込む私をじっと見ていた蒼牙くんはいきなり私の腕を掴もうとしてきた。
『へっ!?』
ビクッと肩が跳ねる。
すると蒼牙くんは「あ」と小さく声を漏らして手を止めた。
「……悪い」
ぼそっと謝る蒼牙くん。
えっと…?何に謝られてんだろう…?
『…?』
「お前、男に触られんの苦手なんだろ」
思わず目を見開く。
なんで知ってるの!?!?


