「お前、、、その顔隠してた理由、それか」
なんとか平静を装ってそう言う。
『っ、、はい』
小さく頷く瑠璃。
『治癒の能力も、この刻印も、、、バレたら大変だから、お父さんとお母さんに絶対隠すように言われてて、、、』
やっぱりか。
親もこの異常さを理解してんだろう。
治癒能力なんて、下手すりゃ国レベルで狙われる。
「治癒能力者なんて、俺も本でしか見たことねぇ、、、」
そう呟きながら瑠璃を見る。
ほんとに不思議な女だ。
こんな危険な秘密抱えてるくせに、警戒心があまりにも薄い。
『や、やっぱり変、、、ですよね』
「変っていうか、、、規格外?」
実際そうとしか言えねぇ。
コイツは存在そのものが異質だ。
でも瑠璃はそんな自分を全く理解してないみたいだった。
うぅ、、、とか困ったように眉を下げる姿は、ただの普通の女の子にしか見えねぇ。


