「俺たちが使う魔法の力のことだったり、魔法団がどうして出来たのかだったり、」
「そうだったんだ。じゃあ私とお兄ちゃんのことも聞いたのかな?」
リアラはコクっと頷く。
「そっかそっか!でも、あまり気にしないでね。
確かに両親はいなくなっちゃったけど、私にはお兄ちゃんがいたから寂しくなかったし!」
比較的明るく答えるラースにゼスも頷く。
「俺たちは妖怪の世界と人間の世界を繋ぐゲートがこの村の近くにあると知って自然と集まったんだ。
みんな志は一緒だ。だから困ったことや助けてほしいことがあったら何でも言ってほしい」
「わかりました、ありがとうございます・・・」
リアラはこのときあの日のことを思い出していた。
忘れたい記憶、消したい記憶。
黒い霧がリアラを包むようにゆっくりと足元から這い上がってくるように感じた。
「私は何も力が使えないので何かあったら頼りますね」
黒い霧を視界に入れないように笑顔を作ってそう答える。
「全力で守るぜ!」
「お任せあれ~!」
ミツノ、マヒリが同時に言葉を発する。
トルアとサザネは何も言わないがリアラと目が合うと頷いてくれた。
「それと」ゼスは徐に口を開く。
「そうだったんだ。じゃあ私とお兄ちゃんのことも聞いたのかな?」
リアラはコクっと頷く。
「そっかそっか!でも、あまり気にしないでね。
確かに両親はいなくなっちゃったけど、私にはお兄ちゃんがいたから寂しくなかったし!」
比較的明るく答えるラースにゼスも頷く。
「俺たちは妖怪の世界と人間の世界を繋ぐゲートがこの村の近くにあると知って自然と集まったんだ。
みんな志は一緒だ。だから困ったことや助けてほしいことがあったら何でも言ってほしい」
「わかりました、ありがとうございます・・・」
リアラはこのときあの日のことを思い出していた。
忘れたい記憶、消したい記憶。
黒い霧がリアラを包むようにゆっくりと足元から這い上がってくるように感じた。
「私は何も力が使えないので何かあったら頼りますね」
黒い霧を視界に入れないように笑顔を作ってそう答える。
「全力で守るぜ!」
「お任せあれ~!」
ミツノ、マヒリが同時に言葉を発する。
トルアとサザネは何も言わないがリアラと目が合うと頷いてくれた。
「それと」ゼスは徐に口を開く。

