* 
5月12日、月曜日
『先輩、好きです! 私と付き合ってください』
『君は確か…、1年の日葵ちゃん?』
『……はい、ひまりです』
『気持ちは嬉しいけど、ごめん。俺よりもっと良い人がいるよ』
会話はうろ覚えだけど、ついに明月先輩に告白した。振られちゃったけど、私の名前を知ってくれていたのは嬉しかったな。
告白した相手に、その場で他の誰かを薦める人なんて、少なくとも私は明月先輩しか知らない。