「はぁー…。今日も収穫はなし、っと」 自室にて、大きく伸びをしてから、手元のそれを閉じる。 いつも通り、結末の変わらない私の日記。 告白して、振られて。ずっとその繰り返し。 いつになったら、先輩は私を好きになってくれるんだろう。そもそも、私からの好意を先輩は信用してないように見える。 少し表紙の折れ曲がった日記帳の1番最初──つまり、先輩に初めて告白した日のページを開く。