今日は日曜日。莉里ちゃんと一緒に小説の話をするって決めてるの!よーし、待ち合わせ場所の図書館でも小説書くか!今書いてるのは「海深く、沈むキミ」っていう長編小説で、ダイバーとその幼馴染が恋をするけど、ダイバーは死んじゃって・・・っていう切なき恋の話。ずいぶん自信があって書籍化とか考えて欲しいなって思ってる。
「苺ちゃん!あれ、ミルベリーやってるの?」
あ、莉里ちゃんだ。やっと来たぁ。ずっと待ってたんだよね。
「書籍化とかされてみたくない!」
莉里ちゃんは苦笑いを浮かべた。っていうか書籍化されたくない人っているの。おどろき!
「私は編集部行ってみたいなぁ」
編集部、行く!待って!莉里ちゃんってば天才!
「編集部行こう!この近くなんだよ」
莉里ちゃんは驚いたよう。