今までまっすぐな通路が続いていたので、その変化に心臓がドクンッと跳ねる。
今にも曲がり角から看護師や子供が出てくるのではないかと思い、嫌な汗が流れていく。
曲がり角に近づくにつれて歩調はゆっくりになる。
渚ちゃんの手を強く掴んでゆっくりゆっくり進んでいく。
そして曲がり角まで差し掛かったとき、私は渚ちゃんを自分の背中側へと隠した。
なにかが飛び出してきても渚ちゃんだけは助けられるように。
「大丈夫だからね。絶対外に出られるからね」
自分に言い聞かせるようにつぶやきながら、勢いよく曲がり角へ顔を向けた。
通路はすぐに行き止まりになっていて、その空間には誰もいなかった。
今にも曲がり角から看護師や子供が出てくるのではないかと思い、嫌な汗が流れていく。
曲がり角に近づくにつれて歩調はゆっくりになる。
渚ちゃんの手を強く掴んでゆっくりゆっくり進んでいく。
そして曲がり角まで差し掛かったとき、私は渚ちゃんを自分の背中側へと隠した。
なにかが飛び出してきても渚ちゃんだけは助けられるように。
「大丈夫だからね。絶対外に出られるからね」
自分に言い聞かせるようにつぶやきながら、勢いよく曲がり角へ顔を向けた。
通路はすぐに行き止まりになっていて、その空間には誰もいなかった。



