恐怖病院

そしてそのまま動かなくなってしまったのだ。
「あいつら、怪力だけど体は弱いみたいなんだ」

貴也が早口に説明して《倉庫2》へと向かう。
ドアの横で倒れ込んでいる子供が今にも動き出すんじゃないかと怖かったけれど、その目は完全に閉じられていた。

まるで、操り人形の糸が切れたみたいだ。
貴也が《倉庫2》のドアの前に立ったとき、再びあの泣き声が聞こえてきた。
その中には時折声を交じる。

「助けて……ここから出して」
女の子の声に私たちは視線を身交わせるたとき《倉庫2》ドアが開いたのだった。

☆☆☆

《倉庫2》は更に薄暗く、そして埃っぽかった。
開いた瞬間ホコリが舞出てきて何度かむせてしまう。