文字は反転しているから、正式には病室と書かれているはずだ。
「ここでもあの看護師みたいなのがいるのかな」
恐怖で足がすくんでしまう。
切られていないはずの腕がズキズキとうずいた気がして自分の腕をきつく掴んだ。
「わからない。でも、行くしかない」
貴也も呼吸が荒くなってきている。
恐怖心が極限まで迫ってきているみたいだ。
「非常口からは出られなかったし、戻ればあの看護師が襲ってくる。進むしかない」
貴也はまっすぐに病室を睨みつけて続ける。
それは自分自身に言い聞かせているように感じられた。
「わかった。行こう」
私たちは勇気を振り絞りドアの前に立つ。
「ここでもあの看護師みたいなのがいるのかな」
恐怖で足がすくんでしまう。
切られていないはずの腕がズキズキとうずいた気がして自分の腕をきつく掴んだ。
「わからない。でも、行くしかない」
貴也も呼吸が荒くなってきている。
恐怖心が極限まで迫ってきているみたいだ。
「非常口からは出られなかったし、戻ればあの看護師が襲ってくる。進むしかない」
貴也はまっすぐに病室を睨みつけて続ける。
それは自分自身に言い聞かせているように感じられた。
「わかった。行こう」
私たちは勇気を振り絞りドアの前に立つ。



