私はすぐにポケットから白色のスマホを取り出して操作しはじめた。
この遊園地に電話をかけて助け出してもらうんだ。
けれど思う通りにはいかなかった。
「うそ、電波がない」
私は絶望的な気分で呟いた。
電波がなければ、いくら操作してみても電話は使えない。
「嘘だろ。なんで電波がねぇんだよ」
浩介も自分のスマホを確認して苛立った声を漏らす。
それぞれでスマホを確認してみたけれど、通じるものはひとつもなかった。
「お化け屋敷の中って電波がないの?」
「そうじゃないと思う。きっと、ここが鏡の中の世界だからだ」
私の問いかけに貴也が答えた。
現実の世界じゃないから、現実に飛んでいる電波は拾わないみたいだ。
この遊園地に電話をかけて助け出してもらうんだ。
けれど思う通りにはいかなかった。
「うそ、電波がない」
私は絶望的な気分で呟いた。
電波がなければ、いくら操作してみても電話は使えない。
「嘘だろ。なんで電波がねぇんだよ」
浩介も自分のスマホを確認して苛立った声を漏らす。
それぞれでスマホを確認してみたけれど、通じるものはひとつもなかった。
「お化け屋敷の中って電波がないの?」
「そうじゃないと思う。きっと、ここが鏡の中の世界だからだ」
私の問いかけに貴也が答えた。
現実の世界じゃないから、現実に飛んでいる電波は拾わないみたいだ。



