歩けばすぐに次の部屋に到着するかと思ったが、前方から人影が見えて私たちは立ち止まった。
その人物は左右へゆらゆらと揺れながら近づいてきていて、なんだか様子がおかしい。
「看護師だ!」
叫んだのは浩介だった。
薄闇から姿を見せたのは女性看護師で、手には大きな注射器を持っている。
その針先からは血のような液体が滴り落ちているのも見えた。
全身からサッと血の気が引いていくのを感じる。
「いや!」
逃げようとした瞬間、看護師の動きが俊敏になった。
急に駆け出してきたかと思うと注射器が振り上げられていたのだ。
薄暗い中でもその先端がギラリと光るのがわかった。
でもここはお化け屋敷の中だ。
その人物は左右へゆらゆらと揺れながら近づいてきていて、なんだか様子がおかしい。
「看護師だ!」
叫んだのは浩介だった。
薄闇から姿を見せたのは女性看護師で、手には大きな注射器を持っている。
その針先からは血のような液体が滴り落ちているのも見えた。
全身からサッと血の気が引いていくのを感じる。
「いや!」
逃げようとした瞬間、看護師の動きが俊敏になった。
急に駆け出してきたかと思うと注射器が振り上げられていたのだ。
薄暗い中でもその先端がギラリと光るのがわかった。
でもここはお化け屋敷の中だ。



