「そんなのできてないよ。だけど早くお化け屋敷から出たいし、行くしかないじゃん」
本心を言うと貴也はおかしそうにくっくと笑って一歩足を踏み出した。
そこも自動でドアが開く仕組みになっていたみたいだ。
ドアを開くための勇気は必要ないけれど、強制的に部屋の中を見ることになるらしい。
恐怖心から思わず「うぅ……」と小さなうめき声を上げてしまう。
診察室の中には医師用の大きなデスクに、画面が点滅しているパソコン。
医師用の椅子に患者用の丸イス。
そして簡易ベッドがあった。
ベッドを隠すカーテンは開け放たれていて、カーテンもベッドもあちこちに血痕が付着していた。
本心を言うと貴也はおかしそうにくっくと笑って一歩足を踏み出した。
そこも自動でドアが開く仕組みになっていたみたいだ。
ドアを開くための勇気は必要ないけれど、強制的に部屋の中を見ることになるらしい。
恐怖心から思わず「うぅ……」と小さなうめき声を上げてしまう。
診察室の中には医師用の大きなデスクに、画面が点滅しているパソコン。
医師用の椅子に患者用の丸イス。
そして簡易ベッドがあった。
ベッドを隠すカーテンは開け放たれていて、カーテンもベッドもあちこちに血痕が付着していた。



