ふたりが続けて消えていく。
奥に残された子供が1人。
その子はジッとこちらを見つめて悲しげな表情を浮かべている。
不意にユウリちゃんの姿を思い出していた。
あの子も、同じように悲しい顔をしていた。
「あなたは誰?」
注射器を構えたまま質問するが、子供は答えない。
ただ悲しい顔をして、左右に体を揺らしているだけだ。
なにかおかしい。
警戒しながら近づいていくと、子供の後方から男性看護師が突如姿を現したのだ。
通路の奥から走ってきた男性看護師がバインダーを投げつけてきた。
咄嗟に横に転がって攻撃を避ける。
立ち上がろうとしたら、さっきの子供がのしかかってきていた。
奥に残された子供が1人。
その子はジッとこちらを見つめて悲しげな表情を浮かべている。
不意にユウリちゃんの姿を思い出していた。
あの子も、同じように悲しい顔をしていた。
「あなたは誰?」
注射器を構えたまま質問するが、子供は答えない。
ただ悲しい顔をして、左右に体を揺らしているだけだ。
なにかおかしい。
警戒しながら近づいていくと、子供の後方から男性看護師が突如姿を現したのだ。
通路の奥から走ってきた男性看護師がバインダーを投げつけてきた。
咄嗟に横に転がって攻撃を避ける。
立ち上がろうとしたら、さっきの子供がのしかかってきていた。



