『頑張れ真希! お前ならできるから!』
今度は浩介の声だ。
次に拾ったのは佳奈美のカチューシャ。
『大丈夫だよ。私たちはそばにいるから』
そしてまた次のカチューシャ。
『真希。俺がついてる。安心して外へ出るんだ』
「貴也!」
ついさっき自分の目の前で消えてしまった貴也の声。
私は4人のカチューシャを胸に抱きしめた。
みんなはここにいる。
いなくなったりなんて、してないんだ!
私はキッと出口を睨みつけた。
ここを出て、みんなを助けないと!
だけど外へ出た瞬間看護師が襲いかかってきたのだ。
注射器を持った看護師が雄叫びを上げながら突進してくる。
私は咄嗟にホウキを振り下ろしていた。
今度は浩介の声だ。
次に拾ったのは佳奈美のカチューシャ。
『大丈夫だよ。私たちはそばにいるから』
そしてまた次のカチューシャ。
『真希。俺がついてる。安心して外へ出るんだ』
「貴也!」
ついさっき自分の目の前で消えてしまった貴也の声。
私は4人のカチューシャを胸に抱きしめた。
みんなはここにいる。
いなくなったりなんて、してないんだ!
私はキッと出口を睨みつけた。
ここを出て、みんなを助けないと!
だけど外へ出た瞬間看護師が襲いかかってきたのだ。
注射器を持った看護師が雄叫びを上げながら突進してくる。
私は咄嗟にホウキを振り下ろしていた。



