恐怖病院

全員真っ赤な顔をしてナースステーションの中でゆらりゆらりとうごめいている。
その姿は異様で、見ているだけで気分が悪くなってきそうだった。

私たち3人は気が付かれないように素早く長椅子の後に身を隠した。
ここの出口はナースステーションの奥にあるから、看護師たちを表へとおびき出さなければいけない。

それはわかっているけれど、5人もいる中で無傷でいられるとは思えなかった。
私の背中に冷や汗が流れていく。

どう判断すればいいかわからず、無言の時間だけが過ぎていく。
そんな中、渚ちゃんが大きなくしゃみをしてしまったのだ。
「くしゅん!」