少し歩くと注射器を持った看護師がゆらりゆらりと左右に体を揺らしながら近づいてきた。
私と渚ちゃんは同時に立ち止ままり、私はホウキを握りしめて一歩前に出た。
看護師がこちらに気がついて急に速度を早める。
それより先に私はホウキを振り上げていた。
そして看護師が近づいてきた瞬間、振り下ろした。
ガンッと硬いものに当たった音がして看護師が動きを止める。
どうやらホウキは看護師の肩に当たったみたいだ。
看護師は右肩に力が入らなくなったようで、注射器を振り上げることができなくなった。
「走って!」
私は渚ちゃんへ向けて声をかけると、一目散にその場から逃げ出した。
私と渚ちゃんは同時に立ち止ままり、私はホウキを握りしめて一歩前に出た。
看護師がこちらに気がついて急に速度を早める。
それより先に私はホウキを振り上げていた。
そして看護師が近づいてきた瞬間、振り下ろした。
ガンッと硬いものに当たった音がして看護師が動きを止める。
どうやらホウキは看護師の肩に当たったみたいだ。
看護師は右肩に力が入らなくなったようで、注射器を振り上げることができなくなった。
「走って!」
私は渚ちゃんへ向けて声をかけると、一目散にその場から逃げ出した。



